(彼女は幾年月涙を流し続けたのだろうか―)

(それを憐れに思いし、神の手により―)

(彼女の憂いを払うため、ある日、それは起こる…)

 

20XX年、場所、不明。

何の変哲もない日、それは起こった―

のちに人々はそれを「神隠し」と呼び迷宮入りの事件と呼んだ

もう誰も信じることのなくなった神の力により、桃源郷へと招かれた人々、

原因不明の失踪劇、

そして、たどりついた先、そこは孤島と呼べるであろう島であった―

 

20XX年、場所、流星島--ryusei land--

何の変哲もない日、それは起こった―

「ほまれ」という星屑以外は平和な自然の生活を送っていた

言葉を持つ動物たちは異邦人の訪れにより、その生き方が一変する

原因不明の異変

そして、手に入れたのは、その島を統べる者とおなじ姿、かたち―

 

 

(島の一角。庭園のある一軒家の前で一人穏やかな笑みを携えて佇む女性。彼女の名は「ほまれ」。この島で唯一の人間、だった。)

 

 

…いらっしゃい。私はあなた方の進むべき道へ導く案内人。

さあ、おっしゃってください。あなたは、どちら…?

 

ひとつは<神に与えられしもの>

つまり、違う場所からやってきた私とおなじ、「

神の気まぐれに選ばれて、この世界へやって来たのです。

知らない土地へと来てしまっただけで、本質は向こうでいたときとなんの変りもありません。

こちらでは不自由のないよう、私が勤めさせていただきます。

私の憂いが、あなたがたを巻き込んでしまいました…どうか、運命に負けませんよう―

 

もうひとつは<星屑からなるもの>

つまり、この場所で生きていた動物たちのこと、私とは違う

異邦人の訪れにより、歪んだ圧力のせいで人の姿かたちへとなり変ったのです。

そう、雷太と桃子のように。

ただ違うのは、その体を動物の姿に変えるのはあなたの意志では不可能ということ。

偶然が重なりあったときのみ、元の姿になれるといいます。

あなたがたも私の憂いの犠牲者…どうか、共存の道に歩みますよう―

 

 

―――世界観補足

基本的には冒頭で言ったとおりです。

地球に住んでいた人間が神という不可抗力によってこちらの流星島へきてしまいます。

流星島は基本的に住人が言葉を持つ動物である、ということ以外はほとんど地球の街と同じようだ、という設定であることを忘れずに。

鍛えられた男の人がやっと丸一日かけて横断できるほどの広さ。住居等は与えられる。

職業も志望がほぼ通ると思われる。ちゃんと幼稚園から大学まで、教育する場もあります。

ここでは敵対等も推奨しております。人を傷つけない程度の喧嘩や言い合いもかまいません。

よそ者を拒むもよし、もとが動物、ということを知り気味悪がるもよし、いくら人間の体でも天敵同士でけん制しあうのもよし、何も気にせず過ごすのもよし、です。

 

(5月18日追記)

上記にも記入いたしましたが、流星島の住人は言葉を持つ動物たちです。

簡単に言ってしまえば、姿形が動物であって生活ぶりは殆ど現代日本と変わりません。

島の中の街には文明の利器もありますので!

ただ、森の奥深くに住んでいて、そういうものと縁が無かった、と言う設定も可能です。

 

 ⇒go to Rule

 

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--EvenT(予定)--

ハロウィンやバレンタインなどの季節もの、アンケートもの、流星島オリジナルのものもできれば、と思っております。

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